すごーく面白いというとこまではいかないけど面白い。
140年前からタイムスリップして来た本物の侍が、斬られ役の俳優として覚悟のうえ真摯に役を演じるというのはいろんな人の境遇として実際にありそうだ。いかに諦め気持ちを切り替えるか。
最後の決闘シーンは、本物の侍同士というシチュエーションだけど、なるほど劇の中の殺陣とは違いこういうのが本当だったのかもしれないなと感じさせられた。そういうところが大事だなと感じた。
主演女優さんは、この映画では助監督の役だけど、公式サイトを見ると、この映画の助監督を本当に務めたそうだ。まさに映画好きの人たちが取り組んだ映画だからこそヒットしたんでしょうね。

子供の頃まわりには不思議がたくさんあったような気がする。ほとんどは単に知らない物事だけど、なかには子供の目線で感じる謎も。そんな視点と大人になった時に変化した視点の交錯とでも言えそうな小説かな。

この小説を原作とするドラマがあるそうで是非見たい。