『ようこそ、ヒュナム洞書店へ』(ファン・ボルム、集英社)

読了。この本が伝えてくれることを書こうと思ったけど、巻末の作者自らの説明が全てを語っているようなのでやめておくが、先日も書いたように生きづらさを感じている人たちがこの本を読めばハッとさせられる言葉が満載でありなんらかの啓示を得られるはずだ。
作者はエッセイストということで、この小説は登場人物を使ったエッセイ集のように感じた。ヒュナム洞書店の店主からはじまって登場人物の輪が広がり、それぞれの人が抱えていることと彼らがどう気持ちを切り替えていくかという物語。そこに少しでも自分を見出せるから没入してしまう。

積んであるけど、読まなきゃ。

「ようこそ、ヒュナム洞書店へ」ファン・ボルムさんインタビュー 「休んでいいよ」競争社会で言える物語
https://book.asahi.com/article/15253746

某所に並べてもらうので選んだSF小説

・ソラリスの陽のもとに(スタニスワフ・レム)

・2001年宇宙の旅(アーサー・C・クラーク)

・異人たちとの夏(山田太一)

・月下の恋人(浅田次郎)

・城(フランツ・カフカ)

・紙の動物園(ケン・リュウ)

・夏への扉(ロバート・A・ハインライン)

・ナミヤ雑貨店の奇蹟(東野圭吾)

・株式会社タイムカプセル社 十年前からやってきた使者(喜多川泰)

・美しい星(三島由紀夫)