文庫本で『すべての、白いものたちの』を読んでる途中だったと今頃気がつく。途中だけどオススメ。 「韓国の作家ハン・ガン(韓江)、ノーベル文学賞を受賞!代表作『すべての、白いものたちの』、「文藝」初出の短編「京都、ファサード」を収録した日韓小説アンソロジー『あなたのことが知りたくて』緊急重版を決定!|Web河出」 https://web.kawade.co.jp/information/109043/
『歩道橋の魔術師』 (呉明益、河出文庫) Posted on 2024.9.30 14:00 by nino 子供の頃まわりには不思議がたくさんあったような気がする。ほとんどは単に知らない物事だけど、なかには子供の目線で感じる謎も。そんな視点と大人になった時に変化した視点の交錯とでも言えそうな小説かな。 この小説を原作とするドラマがあるそうで是非見たい。
『大佐に手紙が来ない』(ガルシア・マルケス) Posted on 2024.8.13 13:09 by nino ガルシア・マルケスの『百年の孤独』が話題になっている。単なるブーム?この作家の小説は読んだことがないし、『百年の孤独』難解であると聞く。そこで“『百年の孤独』文庫化に備えよ”というキャッチにまんまと誘われて『ガルシア=マルケス中短篇傑作選』という文庫本を購入。中の一編目『大佐に手紙が来ない』を読んでみたらこりゃすごい。リアルな情景描写、些細な出来事の積み重ね、でも全体像が見え難いもどかしさ。要するに引き込まれて面白い。この作家の特長なんだろうか。
『ようこそ、ヒュナム洞書店へ』(ファン・ボルム、集英社) Posted on 2024.8.10 22:14 by nino 読了。この本が伝えてくれることを書こうと思ったけど、巻末の作者自らの説明が全てを語っているようなのでやめておくが、先日も書いたように生きづらさを感じている人たちがこの本を読めばハッとさせられる言葉が満載でありなんらかの啓示を得られるはずだ。 作者はエッセイストということで、この小説は登場人物を使ったエッセイ集のように感じた。ヒュナム洞書店の店主からはじまって登場人物の輪が広がり、それぞれの人が抱えていることと彼らがどう気持ちを切り替えていくかという物語。そこに少しでも自分を見出せるから没入してしまう。
『タウ・ゼロ (創元SF文庫) (創元SF文庫 ア 2-5)』 ポール・アンダースン Posted on 2024.8.5 09:08 by nino 読了。古いSFなので、今考えられているこの宇宙の最後を考慮すればエンディングは違ったものになるのだろう。
『詩人 白石 (ペクソク) – 寄る辺なく気高くさみしく』 Posted on 2024.7.27 16:32 by nino 読了。韓国ドラマの中で一部引用されていた一片の詩『白き壁があって』で興味を持ち、他の詩は?彼の生涯は?という興味を解決してくれる本であった。日本統治下にある韓国や満州での生活、そして朝鮮戦争と北朝鮮での苦難。潔癖症のイケメン文学青年が北朝鮮の農村に追いやられる晩年は詩作もままならなかったようだ。 白石の元恋人である小夜(金英漢)の「真冬の雪が最も降りしきる日に私のお骨を吉祥寺の広場にまいてください」という遺言も白石を感じさせられる詩的さ。 ※吉祥寺は金英漢が寄進した土地に建立されたソウルにある寺だそうです。
『朝鮮詩集』(岩波文庫) Posted on 2024.7.11 12:21 by nino 読了。この本の位置付けは解説の冒頭にある。「歴史の不幸に抗いながら、ひたすらに守り続けたところの、私たち朝鮮人の代表的な精神史であり、最も純粋な意味における感情生活の集約であるとみなすことができる」 金素雲のこの本の訳には問題あるようだし、日本の昔の言葉が多いので読み辛いというのはある。