4つの別れを描くストーリー。エンディングでそれぞれが分かれていく悲しい物語ではあるが、そこには愛があるからなので悲劇ではなかろう。しかし、悲しい別れはいわば映画の後も続いているんだから、そこからも“サッド”であり、立ち直るためには新たな愛か忘却のための時間が必要だろうな。ヨ・ジングのデビュー作?8歳くらいとは思えない演技はさすが。

紫陽花は、咲く梅雨という時期と連動してるし、枯れていくときの様子で嫌いな花だってんだけど、ヤマアジサイを知ってから嫌いではなくなった。

結局映画エブエブのようなメッセージなんだろうな。量子論を少しでも知ってれば、最終話はカオスではあるけど、無限の可能性をみんな持ってるってことなんだ。ちょっとした分岐点でも自分の世界は分岐していく。無限に分岐していく。そのひとつに自分が乗ってる。人生に悲観することなく、それぞれの分岐点でもそつなく選んでいけばハッピーなのさ。